鍼灸院かきたのブログ
身体の内をみる③
身体の内をみる①②
つづき・・・。
患者さんに多い細絡の箇所は、
耳周辺・首の付根・肩甲骨周辺などツボの流れで熱症状がよく出やすいと考えられる付近。
足の内側!!こちらは身体を冷やす事を司ると考えられているツボの流れがある場所。
この対極の熱・寒に細絡(滞り)が多くみられます。
上半身、特に頭に起こる症状
頭痛・眩暈・耳鳴り・円形脱毛・・・。
身体の内(奥のおく)に滞りの熱による粘りがあり、
循環障害(気血の渋滞・上にも下にも行けない・角の埃)が起こっているように見受けられます。
東洋医学(鍼灸)では、穴と経絡という臓腑(身体の奥)に繋がる線を使い外から内を調えるとともに
内から逃げ場を求め外へ浮き上がった細絡(滞り)を見逃さず「身体の内側をみる」材料・方法として
治療方針を組み立てます。
鍼灸治療により循環障害が改善され始めますと、身体の緊張も取れ・・
不思議なことに細絡も消失します。
頭が痛い・眩暈・耳鳴り・耳が聞こえにくい・目の奥が痛いなど、常に左記の症状をお持ちの方は
一度、よーーーく観察してみて下さい。