鍼灸院かきたのブログ
身体の内をみる②
身体の内をみる①
つづき・・・
当院へお越しいただく患者さんに多い「細絡(さいらく)」について
こちらも、身体の内をみる指標としては大変有用です
「皮膚の表層に現れる毛細血管腫」と定義
通常は肉眼で見えない皮膚の乳頭下層中の動静脈吻合枝が変化したもので糸くずのような状態で現れます。
特に妊娠、肝硬変、胃十二指腸潰瘍時に見られるとされ、高血圧、気管支喘息、心臓疾患にも観察されることもあります。
また、まったく自覚症状のない健康な方にも現れます。
(基本的に患者さんは気づいていません)
来院してくださる患者さんを診ると頚や背中の周囲に線状・点状の暗赤色の細静脈が多くみられます。
指で少し圧迫してみると、一瞬消えますがまたすぐ現れるようなものが新鮮でまだ根深くない細絡です。
細絡があるということは、その部位に瘀血(循環障害)があるということ。
瘀血(おけつ):東洋医学独特の概念。皮下で鬱積して滞りを生み経絡を離れ体内に停留する血液。
このような↓↓↓
つづく