• お客様の声
  • 症例
  • 生活の注意点
  • 食の養生
  • 用語集
  • セミナー活動
  • 鍼灸院かきたのブログ

院内の様子

兵庫県西宮市羽衣町4-23
夙川羽衣町パークハイム403号室

【TEL】
090-5460-7796

【診療時間】
午前9:00~12:00
午後1:00~6:00

ご予約はこちら

詳しくはこちら

HOME > 食の養生

食の養生

食事、食べる事は、身体を保つ為の大切な方法です

昨今、共働きや一人暮らし、忙しい日常などで毎食手をかけバランスを考えた食事を摂る事は 難しくなってきているかもしれません。
また、予想を超える疲労やストレスにより体調を崩すことも多くあり、 食養生のみで不調を立て直す事は時間のかかる事であるとも言えます。

【身体が安定すればも安定する】逆も然り
東洋医学では、飲食は後天のと言われを生み出し身を形成する大切な位置づけとされています。 以下に食品の東洋医学的な考えと現代の栄養学の考えを合わせた見解を掲載します。
食品の効果効能が新たに分かれば、随時更新してまいります。


果物

イチゴ【のどの渇き 痛みを鎮め ストレス解消にも一躍】

いちごは、寒性で熱を収める効果があります。
咽の痛み、口が乾くなどの発熱には非常に良いとされています。
※整腸にも効果がありますが、同時に胃腸を冷やし過ぎる事があります。

自然の属性
寒熱
臓腑  胃 
五味  

梅【咳を止めたり 下痢を止めたり】

うめの味は、収斂の性です。弱ったや腸の機能回復してくれます。
昔からの健康食とされていますが、誰にとっても良いわけではありません。
の巡りが悪い方、汗をかきにくい方は収斂作用により余計に熱などうっ滞を招く恐れがあります。
クエン中の老廃物を分解し疲労回復に効果があるのも事実ですので体調に合わせて食してください。

自然の属性
寒熱
臓腑    大腸
五味 渋 

みかん【程よい味が効果的】

ビタミンCが豊富に含まれる果物
咽喉の渇きやを潤し風邪の予防に効果を発揮してくれます。
皮(陳皮)は、少々みはありますが余分な湿邪(タン・水分)を取り除き、みはの巡りをよくするとされています。
乾燥が強くなる冬の時期に重宝されたのがよくわかります。

自然の属性
寒熱 微温
臓腑  
五味  

リンゴ【果物の王様は熱を収める】

リンゴは、ヘトヘトで微熱のある方に良い果物です。
っぱく潤いの性質がありますから、熱を収め火照った身体を癒してくれます。
発熱が落ち着き始めた頃の元気食は、すりおろしたリンゴをお勧めします。

自然の属性
寒熱 平(涼)
臓腑 五臓六腑
五味  

柿【冬の二日酔いにどうぞ】

寒性の柿は常に目を使い・気を使い・イライラ・頭が痛い逆上せ気味の方にお勧めです。
アルコールの分解促進作用があり、忘年会、新年会シーズンの二日酔いでお困りの時は柿をどうぞ。
冷やす性質が強いので食べ過ぎは禁物です。

自然の属性
寒熱
臓腑   大腸
五味  渋

レモン【ぎゅっと引き締め疲れをとります】

疲労回復・美白効果など強い味方でもありますが、味は収斂(ひき込む)作用が強く胃腸の弱い方、がうつ滞傾向の方はお勧めできません。
肉体疲労、逆上せ、発熱、発汗など身体の外へそとへ出ていき収められないをひき込み疲労回復するには最適です。真夏や冬でも暑い夏の様に汗を流す様なお仕事、スポーツの後は、はちみつレモンがお勧めです。

自然の属性
寒熱
臓腑
五味  

すいか【咽を潤し利尿し暑熱を解消】

すいかは、寒性でを降ろし、逆上せた赤ら顔の方にはお勧めの果物です。
すいかには、カルシウムやシトルリンが含まれ、強い利尿作用があり、カリウムは尿と一緒に余分なナトリウムを排除して圧を下降する効果があるとされています。

自然の属性
寒熱
臓腑  胃 膀胱 
五味

桃【胃腸を冷やさないのが長所】

桃は、夏の果物では珍しく温性の果物です。
胃腸を冷やさない長所は小児や妊婦など胃腸が弱い(両虚)方々も美味しく食べられます。
※温性という事は、熱っぽい体質の方はスイカをお勧めします。
食べ過ぎると余分な熱が生じ、腹が張ります。

自然の属性
寒熱
臓腑   
五味  

野菜

人参【目の働きにA~んです】

β―カロチンが豊富で摂取後、体内でビタミンAに変わる事で目の働きに深く関わるとされています。 胃腸の働きを活発にさせ、食滞やの巡りを助ける効果があるともされています。
少々、青臭い感じと味に合わせの巡りが良くなる事は元気な子供にはが人参を嫌がる一因なのかもしれません。

自然の属性
寒熱 微温
臓腑   
五味  

大根【消化不良の解消に最適】

消化を助けてくれる大根は、主役にもわき役にもなってくれるお野菜です。
消化不良を解消してくれる力が強く便通を良くしてくれます。
【生食はを上昇させるが、加熱食はを降ろす】と古典文献にはあります。
生食、加熱と上手に使い分けて下さい。

自然の属性
寒熱 涼(平)
臓腑  胃  三焦
五味 (生) (加熱)

さつまいも【今も昔も便秘を退治】

食物繊維が豊富なのはご存じかと思います。
サツマイモは、アルカリ性食品でビタミンCも多く含まれ加熱に強い特徴を持ちます。
便通を良くしたり、胃腸を丈夫にする特徴がありますが、食べ過ぎると逆効果となりますので程ほどに。

自然の属性
寒熱
臓腑  胃 
五味

こんにゃく【からだのお掃除 砂払い】

成分の約97%が水分で栄養価はゼロに等しい食べ物ですが、こんにゃくは内外から身体を調えてくれます。 【体の砂(老廃物)払い】と昔から言われ体内の老廃物を排出し消化不良・便秘の解消に役立ちます。
【こんにゃくシップ】民間療法ですが、温めたこんにゃくをお腹・背中にあてると、冷え切った身体をじっくり温めてくれます。
流が回復することで内臓筋の緊張も緩和し痛みが軽減されます。

自然の属性
寒熱
臓腑   大腸
五味 渋 淡

セロリ【食べるタイミングがとっても大切】

普段、食べる習慣が少ないお野菜かと思いますがお勧めの食品です。
カリウムを多く含み利尿作用があります。
セロリ独特の香りは「中枢神安定作用」があり、ストレス解消につながると言われています。
東洋医学でもを降ろす効果があり、にこもった熱を収めると考えられていますので、日々のストレスによるイライラ、微熱様症状にお困りの方には良い食材だと思います。
但し、涼性で身体の熱を冷ましてくれる作用があるので胃腸の弱い方、妊娠中の方は控えめに。

自然の属性
寒熱 涼(平)
臓腑    胃
五味  微 微渋

なす【秋ナスは嫁にくわすな】

寒性であるなすは、を降ろし冷やす性質の強い食品です。
夏バテで熱っぽく、逆上せやすい方には最適です。
薬味の生姜を加えると、なすの寒性を和らげることができ胃腸の弱い方、冷え性の方も大きく体調を崩すことなく食していただけます。
秋の涼しい季節に、寒性のなすは身体を冷やします。
妊婦であれば胎児に影響を及ぼすと考えた先人の教えは、守った方が良いでしょう。

自然の属性
寒熱
臓腑  胃 大腸
五味

シイタケ【生でも乾しても あしまで美味シイタケ】

素焼きに醤油でも十分美味しいシイタケですが、日光を浴び乾す事で栄養価が高まるとされています。
東洋医学では、身体にこもった余分な熱を収める作用があると言われており、現代では高圧の予防作用にあてはまるかと考えます。

自然の属性
寒熱 平(涼)
臓腑   
五味

紫蘇【風寒の邪を発散】

紫蘇は温性での巡りをよくし、胃腸の働きを改善してくれます。
発汗作用もあり寒さからくる風邪を追い払ってくれる働きもあります。

自然の属性
寒熱
臓腑  
五味

魚介類

いか【潤いの性質をもち胃腸を温めます】

様々な種類があるいかですが、いかの甲は烏賊骨(ウゾクコツ)と言う漢方薬で、止作用があるとされています。 タウリンの含有率が高く臓の解毒機能を強化しますので、身だけではなく骨やに関係する作用があるのも頷けます。
東洋医学では、を補強し、の機能を回復します。

自然の属性
寒熱
臓腑   
五味  

えび【しっぽも食べて行改善】

くておいしいえびは、栄養豊富で長寿食品とされています。
東洋医学では、を丈夫にし力を高める作用があるとされています。
温める性質がありますので、食べ過ぎる事で身体に余分な熱を生み、ふらつきの原因になる事もありますので程々に。

自然の属性
寒熱
臓腑    
五味

たこ【タウリンたっぷり からだのを補う】

芋 タコ 南瓜は、女性が好む食品の代表として詩に詠まれるほどです。
たこは、出産後の乳の出をよくしたり、身体のを補うと考えられており、産後の体力回復を助けてくれる食品です。 性質が寒ですから身体を冷やします。胃腸の優れない方は、生姜と一緒に。
または、火を通して適切な量で食してください。

自然の属性
寒熱
臓腑  
五味  

豆類

豆腐【優しいちからで臓腑を潤す】

豆腐がつく食材は様々ありますが、いわゆる白いお豆腐についてです。
性質は、ほとんどの体質の方にあう食材です。
体内にこもった余分な熱を収めて臓腑を潤し、の巡りをよくして、老廃物を排泄する作用があるとされています。
ただ、プリン体が多く含まれていますので持病がある方は控えめに。

自然の属性
寒熱
臓腑  胃 
五味

赤小豆【利尿作用が強く、煩わしい胸の熱を収めてくれます】

利尿作用が強くデドックス効果のある小豆ですが、水分が不足している状態・体質の方は控えめに。また、慶び事の代表食とされています。
楽しさや、喜びで身が緩みすぎた時に熱を持ち過ぎた身体を適度に引き締めてくれる効果があるとされています。

自然の属性
寒熱
臓腑  小腸
五味  

肉類

鶏卵【白と黄で作用がちがいます】

タンパク質・アミノがバランスよく含まれ「完全食品」と言われていますが、
アレルギーや持病をお持ちで食せない方も多くいる鶏卵です。

よくも悪くもエネルギーの強い食品かと思います。 東洋医学では、五臓を補いその機能を高め、の機能を回復すると考えられており古の時代も「完全食品」と位置づけられていたのでしょう。

卵白:微寒性で腹の張りや胸やけなど邪気が滞ったものに作用する
卵黄:温性で癇癪し作用してを鎮め五臓の働きを安定させる

自然の属性
寒熱 平 黄身(温)・白身(微寒)
臓腑   胃 大腸
五味

穀物

お米(ご飯)【米に青()で原のみなもと】

糖質制限が広く認知されてきていますが、飽食となる以前は、お米には多くの役割がありました。
の働きを活発にしたり、身体を動かすエネルギー源などになります。
また、お米には、リンが含まれ歯の石灰化を助ける役割があります。
「歯や骨を丈夫にする食べ物」と言うと、カルシウムを想像するかと思いますが、カルシウムは、リンと化合することで身体に吸収されます。食べる時間、量に注意して上手に活用してください。
※リン:人体に必要なミネラルの一種。カルシウムやマグネシウムと共に骨や歯を形成する働きをもつ。

自然の属性
寒熱
臓腑  胃
五味  

調味料

はちみつ(蜂)【保湿と便通に上手くつかって】

※お子様へはご注意下さい※
はちみつは、胃腸に働き便通をよくする作用があります。保湿性があり乾燥を防ぐとも考えられています。
胃腸が弱く、下痢になりやすい方は、食べ過ぎると不調を引き起こす事があります。

自然の属性
寒熱
臓腑  胃 大腸
五味

砂糖【色で作用が違います】

白砂糖は、を潤し、胃腸の痛みを緩和
黒砂糖は、行をよくし身体を温める
麦芽糖は、の機能を高め胃腸の働きを高める
砂糖の色により上記の様な、作用の違いがあるとされています。
しかし、砂糖は味で、摂りすぎると体内に余分な水分を溜め込み、余分な熱をこもらせやすい特徴があります。
摂りすぎに注意は必要ですが、の働きを助け臓の解毒作用に欠かせない調味料でもありますから上手に活用してください。

自然の属性
寒熱 白糖(平)・黒糖(温)
臓腑   
五味

塩【少なすぎても不調になります】

塩は、身体の正常機能を保つ為には欠かせない調味料ですが、 塩分の多い食事が続く事で口が乾き、むくんだり圧が上昇する事があります。
東洋医学では、身体にこもった余分な熱を収め、解毒作用を持つと考えられています。砂糖と逆ですね。

自然の属性
寒熱
臓腑 胃  大腸 小腸
五味 塩味

お酢【逆上せた赤ら顔さんにどうぞ】

夏や身体が火照っているときは、味のあるものが欲しくなりませんか。
味は、収斂(引きしめ)作用があり、の粘り気を抑えたり巡りをよくすると考えられています。
年中、逆上せ気味の方やの巡りの悪い方は、味を欲しがる傾向にあります。

自然の属性
寒熱 涼(麦酢)・微温(米酢)
臓腑  胃
五味   

醤油【かけすぎ注意】

今と昔では、調味料はつくり方、原料が少々違います。醤油も東洋医学では、身体にこもった余分な熱を収め解毒作用、下痢を止めると考えられています。
ですが、現代では高圧の方に始まり大半の方はかけすぎ注意です。

自然の属性
寒熱
臓腑  胃 
五味 塩味

このページのトップへ