症例 2ページ目
高熱後の身体の不調(体のこわばり・手足のしびれ・無力感・咳が止まらない)
夏に胃炎を起こしてから、微熱がちで常に身体の怠さがあった男性。胃カメラや他検査をするも大きな原因は見つからず過労と診断をされていたそうです。
10月に入り、花粉なのか、鼻喉かぜなのか判らない鼻喉の痛みが続いていたところ中旬に発熱。
病院で検査をするもインフルエンザではなく[腸炎か腎盂炎か]はっきりした原因はわからず。39度の発熱が3日続く状態だったそうです。
休暇を取った日に嘔吐下痢もあり。解熱剤・痛み止めで何とか身体を動ける状態にし仕事へ向かうも朦朧としたなかで日中を過ごし、帰宅後『呼吸がしづらく、手足のしびれ、身体がバキバキに突っ張る』などご自身のからだを持て余す状態で来院くださいました。
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元々、色白で血虚。頭痛・鼻出血(事あるごとに出る)
逆上せやすく肘・膝裏周辺にアレルギー様症状がでており身体の内側に熱が籠り、熱処理が追い付いていない状態で日々過ごされているお身体でした。
そこに、身体を動かし汗を流す仕事・夜勤務・深夜の食事・心労。
(まだ、微熱があるにも関わらず緊張の高い細い脉でした。)
季節の変り目で朝晩急に冷えたり、真夏日の様な蒸し暑さだったり様々なタイミングが重なった事で、拮抗を保っていた身体が悲鳴を上げたのだと考えます。
東洋医学の結びつきとして≪心―小腸・腎―膀胱≫表(陽)裏(陰)関係というものがあり、関係が深く病態も影響しやすい考えがあります。
また、心は、身体を動かすエンジンで絶対的な存在です。大きなストレスがあると他の臓腑は、身を挺し心の救助に当たります。
表裏関係である小腸(腸炎・便秘)であったり、近くにある肺(咳をしたり、炎症・鼻水)も影響を受けます。
心のエンジンに対し、身体唯一の潤いを主る腎(エンジンとラジエーターの関係)は、必死に消化活動を行うので、身体中の潤いは熱の消化活動に動員され小便も減り皮膚の潤いも減りカサついたり、筋肉も突っ張ります。
鍼灸治療では、表面にある滞りをとる事から始め経絡(けいらく)を通じ中へ中へアプローチを進めます。
奥底の疲れを取るためには、少々時間を要しますが少しづつでも疲れをとり内側から立て直すことで大きな病になる事を防ぎます。
今。ではなく先の元氣を考えて継続的な治療をすることで平穏無事な毎日となります。
現在、治療継続中です。
溜息が止まらない。ぼーっとする。考えがまとまらない。60代女性
ご自身の加齢による体調不良(緑内障・血尿・歯の痛み)と周りへの気遣いで心身ともに疲弊し来院されました。
頭がぼーっとしていて、考えがまとまらず忘れ物が多いので頭の病ではないかと悩んでおられました。
脈を診ると「べたっと緩み、張のない緩慢な脈」当に熱の症状でした。
身体は常に熱く微熱があるような感覚で夜も眠れない状態でした。
鍼灸治療で、身体にこもった熱を取り除き逆上せによる症状をまず改善。
無駄な熱がなくなる事で内臓は落ち着き自分の役割(仕事)をすることで
定期検診時、血尿が出る事はなく・緑内障による不快感も改善。
身体の内外が落ち着くことで溜息がへりやる気・活力も回復しました。
脈も通常の丸い管となりました。
元氣な男の子だけど、すぐにパニックになりイライラしたり疲れやすい
元氣に通学し習い事もしたり、お友達と楽しく遊んでいますが
兄弟や周りのお子様より敏感で突発的な出来事ではパニックとなりうずくまってしまうほど心身に負担を抱えてしまいます。
身体が緊張状態・疲れが取れない事が多いので鍼で緊張を緩めていきます。
最初は「怖い」と嫌がりますが、根気よく回数を重ねていくと「鍼をすると気持ちいい」と仰ってっくれます。
バランスを保つために、爪を噛んだり、叫んだり、物に当たったり、頭や耳の奥が痒くなったりするのも特徴です。
年齢を重ねると腰が痛くなる(抜ける)事もあります。
鍼灸治療は、極まった心身の状態を緩やかに平らな状態に戻すことです。
集中力がない・腰が抜ける・注意散漫
幼少期より落ち着きがなく、成長と共に無性に動きたい衝動に駆られる。
発達障害(多動症)と診断された青年
常に逆上せた(微熱があるような)状態で、そわそわ・イライラし爪を噛んだり足を揺り動かしたりが止まりませんでした。
また、スポーツやケガなどで腰を痛めてないにも関わらず腰が抜ける事にも悩んでおり、ほかにも多種多様のお悩みを抱えておられました。
治療を進める度にそわそわ感や足を揺り動かす事もなくなり、腰の症状は一切出ていないそうです。
心身ともに落ち着いてきました。
よく眠り、にこにこ機嫌の良い子供の小児はり
こちらのお子さんは、母胎にいるときからのお付き合い。妊娠前・中・後とお母さまのケアを定期的に行なっております。お子様も一緒に(刺さない鍼)でケアをしております。
生活環境・性格など様々な要因がありますが「夜泣き知らず」で大病もなくすくすく成長されています。とにかく機嫌がよいお子さんです。
12歳 男児 多動 注意欠陥症
大阪より、1時間以上かけて来院。
授業中その他、集中力がもたづ『イライラ』してしまい、頑張りたいのに頑張れない毎日を送っておられました。
最初は、鍼が嫌で来院を拒んでいましたが初回、2回3回と受診した時点でお子様自身に体調の変化を感じて頂けたようで自ら鍼に連れて行って「鍼は気持ちいい」「身体が軽くなる」とおっしゃるようになったそうです。
かかりつけ医での定期検査でもスコアが上がったそうで、ご家族も目に見える数値の変化に喜んで下さりました。
全11回 週1回で続けて来院していただきました。
小学生女児 10歳 目のかすみ・見えにくい
初めは「鍼が怖い」と施術拒否をしていましたが、刺さない事と鍼をした後は「きもちいい」「眼鏡するの忘れる」と
毎回の施術を楽しみにしてくれています。
生理不順に伴う、耳鳴り、めまい、腰部の剛毛
二十年近くの生理不順(一年に1回、2回の月経)
身体全体に、男性様の剛毛が広がる。
施術開始後、毎月月経が来るようになり体毛も減少・やわらかい毛になる。
難聴 頭痛 腰痛にお困りの60代男性(訪問治療)
大病をされた後から難聴が始まり、頭痛も四六時中で同じ姿勢を維持できないほどの腰痛をお持ちでした。腰と耳は東洋医学では関係が深く腰痛改善や可動域の改善があり安定することで追って耳の症状も治まってきます。また、筋肉の柔軟性が出る事で頭の締め付け(血流障害・緊張)なども改善され頭痛も消失します。難聴は頭痛・腰痛の痛み改善に比べ少々時間と根気が必要になってきます。
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